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暖房と上手に付き合うための“こっそり保湿術”

冷え込みがぐっと強くなってきましたね。
これから本格的に暖房を使う季節ですが、「気づいたら肌がカサついている…」なんて感じる方も多いのではないでしょうか?
今回は、冬のお肌が乾きやすくなる理由と、日常の中でできる“こっそり保湿術”をご紹介します。
■ 冬の肌が乾きやすい理由とは?
「乾燥=湿度が低いから」だけではありません。
実は、「暖房の熱」や“「温度差」が肌のバリア機能にも影響しています。

そのため、冬のお肌にはこんな変化が起こりやすくなります。
・急激な温度差で肌のバリア機能が揺らぎ、うるおいを保持しづらくなる。
・室内の湿度が40%を下回ると、角層の水分が蒸発しやすくなる。
・エアコンの温風が肌表面を乾かしやすい。
こうした環境が重なることで、冬の肌はうるおいを保ちにくくなるのです。
■ 暖房の部屋の“意外な乾燥ポイント”
また、冬に乾燥が進むのは、実は“暖房そのもの”だけが原因ではありません。
お部屋の環境の整え方や、日常のちょっとした習慣によっても乾燥の進み方は変わります。
●加湿器の湿気が顔の高さまで届いていない
床置きタイプは、湿度が分散してしまい、顔の位置までうまく届かないことが多くあります。
また、冬の冷たい空気は湿気を含みにくいため、床置きの加湿器では湿気が上のほうまで広がりにくく、顔の高さの湿度が十分に保てないことがあります。

●暖房の風が直接当たる位置に長時間いる
気づかないうちに皮膚表面の水分が奪われます。
小さなことの積み重ねが、夕方の肌乾燥につながるのです。
●目元の乾燥が激しくなる
PCやスマホ作業を長時間行い、モニターを見続けていると、知らないうちに瞬きの回数が減り、目元が乾きやすくなります。
目元は皮膚が特に薄く、乾燥のサインが出やすい部分なので、こまめに休憩を入れてあげるのが乾燥対策になります。

■ 今日からできる“こっそり保湿術”3選
ここからは、すぐに取り入れられて効果を実感しやすい“日常の工夫”をご紹介します。
① ミスト化粧水の“薄塗り重ね”で、水分補給を小まめに
朝のスキンケアでうるおった肌も、暖房の部屋では数時間で乾きがち。
ミストタイプの化粧水を少量ずつ重ねることで、外側からの乾燥をやさしくリセットできます。
メイクの上からでもできるので、職場や外出先でも「密かに保湿」が可能です。

②デスクやソファの位置を“風の直撃ゾーン”から外す
暖房の風が直接当たらないだけで、肌の乾燥スピードは大きく変わります。
デスクの向きを変えたり、風向きを少し上向きに設定したりするだけでも◎。
また、加湿器は顔の高さに近い位置に置くと、効果を実感しやすくなります。

③ いつものスキンケアに“ひと工夫”で肌をいたわる
朝のスキンケアでしっかりと肌を整えておくと、日中の乾燥によるゆらぎを防ぎやすくなります。
水分補給と保護のバランスを意識しながら、肌が心地よく感じられる状態をキープしてみてくださいね。
さらに、時間に余裕がある日は、軽いマッサージや炭酸パックなどの“スペシャルケア”を取り入れるのもおすすめです。血流がめぐりやすくなり、肌がふっくらと整いやすくなります。

いかがでしたか?
暖房のない冬の生活はなかなか難しいもの。でも、加湿を少し意識したり、ちょっとした工夫を加えるだけで、肌への負担はぐっと軽くなります。

うるおいを“絶対に逃がさない”ではなく、“乾いたら少し足してあげる”くらいの気持ちで、気軽に続けてみてくださいね(^^)
